Webプロモーションは大企業だけのもの?
Webプロモーションというと、大々的な広告出稿を行う=広告費が潤沢でないとできない、と思われがちです。確かに広告予算が潤沢にあればできることは増えますが、かけられる予算内で選択肢を考えられることがWebの世界の良いところ。自分で全て行えば広告出稿しなくともお客様に情報を届けることはできます。
そもそもWebプロモーション=Web広告ではありません。広告はプロモーションのうち、手段としての選択肢の1つです。
プロモーションてそもそも何?ざっくり言うと「商品やサービスを販売するための一連の行動施策」のこと。こう言い変えると、大企業だけのものではなく、経済活動を行うすべての企業に当てはまるものということがわかります。
プロモーションの範囲
プロモーションの範囲を定義するのは難しいのですが、おおよそ下記のようなものです。
・認知向上…その商品やサービスを知ってもらうための行動
・販売促進…購入を促すための行動
・パブリックリレーションズ…企業が顧客とよい関係を築くための行動
新商品を知ってもらうために広告出稿をすることも、特定期間に売上を上げるためにキャンペーンを実施することも気に入ってくださったお客様にレビューを書いてもらうことも、全てプロモーションに含まれます。
ここで重要なのは「目的」と「手段」が曖昧なまま進めてはいけません。まず課題に対してどうしたいのか、「目的」を明確にし、その上で適切な「手段」を選択します。選択肢は複数あるかもしれません。殆どそうでしょう。そして広告とは手段であることを忘れてはいけません。広告予算が潤沢な場合はこの段階で、選択肢に「広告」も挙げられるということです。
逆に広告費予算が少ない場合は、別の選択肢を考えればよいのです。Webプロモーションというと難しそうに感じるかもしれませんが、リアルな販売促進の考え方となんら変わりありません。
・知ってもらうには?
・来店頻度を増やすには?
・購入単価を上げるには?
・人にお勧めしてもらうには?
これらをWeb上で周知する方法を考えるのです。どんな選択肢があるのかわからなかったとしてもそのために私達Webマーケターがいます。課題と目的を明確にしていればあとは相談すればよいのです。
今、プロモーションに使えるツールは溢れている
通販などではなく地域に根差したサービスならGoogleマイビジネスは無料で使えるツールですし、SNSを活用すればキャンペーン実施も効率的になりました。また宿泊施設なら周辺の観光スポットとの距離や位置関係を示すためにGoogleマイマップがカスタマイズできたり、お客様の声を収集するためにアンケートツールが利用できたり、画像加工アプリがあったり、イベントチケットを手軽に販売できるサイトがあったり、現在は様々なツールを難しい知識がなくとも利用できるようになっています。
手段は揃っているので、最も重要なプロモーションの内容に集中することができますね。はい、プロモーションで最も大切なことはその内容、コンテンツです。
手段を先に考えると、失敗することが多い。あるいは失敗かどうかも気付けない
やっかいなのは「手段だけ先に考えてしまうこと」。SNSは無料でできる施策、というような風潮があり、広告費がないからSNSをやりたいという相談をよく受けます。何をしたいか、何を伝えたいのかを明確にしてから「手段の選択肢」としてSNSを使うのはOKですが、それが明確でないとただの投稿です。よかったのか悪かったのか検証もできません。
何かしなくちゃ、と焦ってしまうかもしれませんがそんな時こそ「売上が上がらない理由・課題」「誰をどうさせたいのか」を一度立ち止まって整理してみることをおすすめします。
それがきちんと整理できていれば、コンテンツや手段を考えることはスムーズです。
プロモーションはやったもん勝ち
長々と書きましたが、プロモーションとは自由なもの。商品を作るのと同じように、お客様を想像して作り上げていきます。どんなに良い商品があってもその存在が知られなければ購入してもらえません。
一度で大成功というわけにはいかないかもしれません。しかし何度か試してみることで、改善ポイントや具合がわかり次に活かせます。そうそう、Webのよい点は、Tryが容易なのでどんどん改善サイクルを回していけることです。
特に地方ではWebプロモーションに関して消極的な企業様が多いように思います。であれば尚更チャンスですね。
最後にアドバイスさせていただくとすれば、プロモーションはシンプルに考えるのがいいです。複雑に感じたら考えなおした方がいい。「わかりやすい」ということは、Webプロモーションにおいて皆さんが思っている以上に大切な要素ですよ。
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